ポリエーテルイミド

概要

略記号:PEI
英語名:polyetherimide
化学式:

ポリエーテルイミド

 

  • 非晶性熱可塑性樹脂で射出成形可能である。
  • すぐれた耐熱性と強度を持つイミド結合と良好な加工性を持つエーテル結合の組み合わせを持ち、高機能でかつすぐれた加工性を示す。

特性

  •  機械的性質が高く、常温で引張強さが100MPa以上、曲げ弾性率が3.4GPaなどエンジニアリング・プラスチックの中で最も高い値を示す。
  • 耐熱性にすぐれ、高温下でも機械的強度が高く、荷重たわみ温度は190℃で、ガラス繊維を強化するとさらに高くすることが出来る。
  • 難燃剤無添加で難燃性があり、酸素指数は47以上である。
  • 燃焼時の発煙はきわめて少なく、腐食性・有毒性ガスを発生しない。
  • 耐薬品性は、非結晶樹脂の中では最もすぐれている。
  • 熱水にも強く、132℃の高温スチーム殺菌(5分)を4,000回繰り返しても物性の変化はない。
  • 広い温度範囲、周波数領域ですぐれた電気的性質を示す。
  • 紫外線、放射線に耐え、環境特性にすぐれる。
  • 琥珀色、透明な樹脂である。
  • 成形加工性が良好である。流動特性が良く、幅広い条件範囲で成形が可能である。
  • 成形前に予備乾燥が必要である。
性質単位標準30%ガラス
繊維強化
比重1.271.51
吸水率%0.250.18
引張強さMPa107163
引張伸び%603
曲げ強さMPa148235
曲げ弾性率GPa3.48.5
アイゾット衝撃強さ
(ノッチ付き)
J/m50100
荷重たわみ温度
(1.82MPa)
190210
線膨張率10-5/℃5.62.0
難燃性(UL94)V-0V-0
体積固有抵抗Ω・cm1017106

製法

  •  イミド結合とエーテル結合の組み合わせにより、優れた特性を持つプラスチックとなる。ポリエーテルイミド製法

構造

ポリエーテルイミド

利用用途

  • トランスミッションバルブ類
  • スピードセンサ部品
  • イグニッション部品
  • ベアリングリテーナ
  • コイルボビン
  • コネクタ
  • プリント基板
  • ソケット
  • ブレーカー部品
  • 照明器具
  • 電機機械部品
  • シートベルトバックル
  • 機内食用トレイ・食器
  • エンジン部品
  • ヘアドレッサー部品
  • アイロン部品
  • 電子レンジ部品・食器
  • 医療機器、フィルム
  • 押出製品
  • コンポジット材料